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日本政策金融公庫はいくら貸しているのか?
たまに来るメールの中に
「日本政策金融公庫から1億円を20年返済で借りて
お店を出そうと思ってます」
みたいなものがあります。
「私は日本政策金融公庫からいくら借りられますか?」
という質問が多いこともあって、メールセミナーの中で
それには答えていますが、ここでは、少し見方を変えて
日本政策金融公庫はいくらくらい融資を出しているのか
を解説します。
ソースは各自で探してもらうとして
(調べたらすぐ出てきます)
日本政策金融公庫が平成24年7月30日に
公表している情報によると
この四半期(4月から6月までの3ヶ月間)に
創業前から創業後1年以内の方に行った融資は
全国で
5160企業
に
約321億円
です。
すなわち、1社あたり622万円です。
1年前の平成23年の同じ時期の創業融資は
全国で
4727企業
に
約272億円
でした。
すなわち、1社あたり575万円でした。
さらに、日本政策金融公庫は、雇用の創出が見込める
成長分野として、医療・福祉の分野に積極的に融資を
行っています。
こっちは、初期投資である程度大きい金額が必要と
いうこともあり、融資実行額も他の分野に比べて
多く出しています(これも調べればすぐ出てきます)。
ということは、その分、他の分野で創業する人
に出している金額は上記の金額よりその分低いものとなります。
ちなみに
日本政策金融公庫が新規開業者向けに用意している
新規開業資金制度の内容は以下の通りです。
【おすすめページ】 日本政策金融公庫 コロナ 審査
新規開業資金
ご利用いただける方 | 次のいずれかの要件に該当する方
1 現在お勤めの企業と同じ業種の事業を始める方で、次のいずれかに該当する方 |
---|---|
ご融資額 | 7,200万円以内 (うち運転資金4,800万円以内) |
ご返済期間 | 設備資金
15年以内 (特に必要な場合20年以内) |
利率(年利%) | 〔基準利率=1.45〜4.00〕 |
確かに、新規開業者には7200万円まで融資する
制度となっています。
ですが、さっき書いた内容を参照してもらえれば
制度上融資を出せる金額と実際に出ている金額は
大きく違います。
そういう現状も踏まえずに、7200万円必要な
事業計画書を持っていくと門前払いになります。
返済期間についても同様です。
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